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2度目の順番が回ってきた丸山です。
あっという間に師走に突入してしまいましたね。
前回ドイツ生活でのスペイン旅行のお話をさせていただいたのですが、今回は12月のクリスマスシーズンということでクリスマスマルクトのお話をしたいと思います。
ヨーロッパ各国では、毎年11月の感謝祭後からクリスマス前までの準備期間に、クリスマスマルクトが開催されます。
ドイツはクリスマスマルクト発祥の地と言われており、国内2500カ所以上の場所で開催され、ドイツ国内中がクリスマスムードに包まれます。
ドイツのクリスマスマルクトでは、会場中央に設置されたモニュメントを中心にマーケットが広がり、「ヒュッテ」と呼ばれる、可愛くておしゃれなドイツ風屋台が並びます。
クリスマスギフトやオーナメント、飲食物を販売するヒュッテは、訪れる人々を多いに楽しませる観光ポイントのひとつ。
また移動遊園地や、聖歌隊のコーラスなど、この時期だけのさまざまなイベントも楽しめます。
3年の間にアーヘン、アントワープ、ケルン、ストラスブールなどのクリスマスマルクトを訪れることができました。各地で毎年オリジナルのカップが作られ、グリューワインやココアなどの飲み物を注文し、代金を支払うときはマグカップやグラスのデポジットも支払います。つまり、カップが欲しい場合はそのまま持ち帰ってOKなんです。もちろんわが家にも10個以上あります(笑)
私が訪れた中でも最も印象に残っているのは、ケルンのクリスマスマルクトです。世界遺産であるケルン大聖堂を背景に街中が華やかにライトアップされ、クリスマス一色に彩られます。
そして『ハインツェルの冬のおとぎ話』という旧市街のクリスマスマルクトへ是非訪れていただきたいです。
クリスマスマルクトの名前にもなっている『ハインツェル』( Kölner Heinzelmännchen )は小人たちのこと。夜な夜なギルドで職人たちの手助けをしてくれる小妖精です。いたるところにハインツェルがいてそれはもうメルヘンな空間でした。
クリスマスマルクトの文化は、寒くて暗いドイツの冬を鮮やかで楽しい空間にすることで乗り越えてきたんだろうなぁ思うほど、素敵な空間でした。
夏のドイツもおすすめですが、冬のドイツへも是非訪れていただきたいです。